留まる決断 本文へジャンプ
 

2012/05/14
大地震が来たり、フクシマが悪化したりする可能性を考えても、東京から離れられない場合に、最低限、リスクに対してどうすべきかを考えてみました。
考えてみれば、私のように自由に動ける人間の方が、ずっと少ないはずです。動きたくても、仕事で、学校で、その他もろもろの理由で、多くの人は、そのままの場所で生活を続けざるおれません。でも、その人達も、逃げられないからといってすべてを諦めるのではなく、リスクに対して備えるべき事は、きちんとしておくことで、その被害を最小にすることは出来るのではと思います。

地震への備えは、1年前に私がやったことを参考になさって下さい

大地震が来てフクシマが悪化した時、東京から逃げ出さなくてはなりません。
逃げる時は、逃げる先の確保が必要です。逃げる先がなければ、逃げたくても逃げられません。
まず、東京に居られない事態を想定し、逃げる先を予め、決めておきましょう。親類が西日本にあれば、具体的にお願いしておきましょう。或いは、大地震が起こった時には、すぐ近くのアパートを借りておいてもらう事にするのもよいでしょう。具体的に、話を決めておくことが大事だと思います。こんな必要が起こらなければ、万々歳だけどと言いつつ、現実的な話をしておきましょう。
親類が、少なくとも頼れる親類がいない場合は、友人でもよいです。具体的に、先方に一度行って、頼んでおきましょう。そして、実地に歩き回って、一時的にせよ、そこに住むイメージを持っておきましょう。先方との取り決めが出来れば、折々、手土産を持って、予行演習も兼ねて、尋ねる事を習慣にしていくと住むイメージが湧き、東京から離れる事に、だんだん違和感が無くなっていくかもしれません。
逃げる先がある場合、あると思っているだけでなく、実際に行って話をし、相手にも本気になってもらいましょう。
なにか、遠い事のように思っている疎開も、或いはイザとなった時の避難も、時間をかけてイメージしていく事で、自分の心の中で、段々違和感がなくなっていくものです。私自身、当初、ほんの避難先の確保と思っていたのが、具体的な事象(家を買うとか、住民票を移すといったような)が現実となってくると、次第に自分の心の抵抗感が薄れていって、先方の良さが、目につくようになってきました。

折々、予行演習をする時は、いつも同じルートでなく、いくつかのルートを考え、実際に通ってみる事をお勧めします。地図を見ると思いがけないルートを発見するかもしれません。混乱している時ほど、多くの情報を持っている人間が有利になります。

皆が、予行演習を兼ねて旅行するようになったら、国内旅行が活気ずき、内需の拡大にも貢献できます。又、あそこに行けると思うと、地震もそれほど怖くなくなるかもしれません。備えあれば憂いなしと言いますが、私はこれを、備えていれば、憂いの方が逃げていくと解釈しています。

リスクを正しく判断して、リスクに備えましょう。そして、運よく地震の時に生き残れれば、その後も生き残れるように備えておきましょう。
西日本に親類も親しい友人もいない場合は、私を頼ってください。狭い神戸の家では、息子達の家族だけで一杯ですが、近くのアパートを探したりすることは出来るのではと思っています。
逃げ出す時のために、大きめのリュックを備えておき、ノートPCや充電器等、銀行カードと共に持って脱出出来れば、身一つだけでない活動が、避難先でも続けられるでしょう。それに軍手と歩ける靴でしょうか。