2015/5/20
5月16日、飯館村エコロジー研究会主催の講演会「あれから4年、震災・原発災害克服の途を探る」というテーマで、11時から17時半までの長丁場に出席しました。
動物の話や人間の健康の話等色々ありましたが、一番驚いたのは、現在、福島で行われている放射線汚染物の焼却でした。鮫川村の話は知っていましたが、減容化と称して、すべて焼却しているとは知りませんでした。しかも仮焼却炉という名で、何十億から百億以上までかけて焼却炉を建設し、しかも仮とついているのは、それを3年間しか稼働させないで、後は解体するそうです。そもそも放射性廃棄物を焼却する事自体間違っているのに、たった3年間しか稼働させないものを19箇所、24基も作るとは、一体どういう事!合計3,116億円!しかも解体費を含まず! 勿論、請け負うのは大手の会社ばかり。既設焼却炉の近くの土壌測定の結果は、明らかな汚染!
前、全国での瓦礫焼却の際、福島県の瓦礫は汚染が強いからと除かれていたので、私はてっきり、埋め立てるのかと思っていました。ところが、福島県内でこのようにして燃やしているのには、県民を2度も汚染させて平気でいる事に本当に腹が立ちます。棄民政策だと言っていましたが、本当にそうです。
翌日、16日は、福島県の白河の近くにある原発災害情報センターの総会と講演会に行きました。そして、講演会は、同じ廃棄物問題で、鮫川村の近くの花輪にお住まいで、焼却炉問題で、初めて目覚めてこの世界に入られた和田央子氏のお話で、前日の焼却炉の現地での状況と東京オリンピックまでに汚染物を皆、燃やしてしまうためと聞いてまたまた驚きました。
福島の中での問題は、なかなか外に伝わらない(私が知らなかっただけ?)事をおもい知らされました。
こちらに2014年12月の和田央子氏の講演のビデオがありました。
|