TPPについて 本文へジャンプ
 
日本のマスコミや政府発表が信用できない事が、3.11以降明らかになってきましたが、原発関係だけでなく、今後の日本の将来に重要な影響を与えるTPPについても、あまり知らされていない気がしますので、この項目を作りました。

2013/7/1
TPPが話題になる事がほとんどなくなりましたが、3月から4月にかけて、日本にとってほとんどメリットがない事を東京新聞が報じています。3月15日の時点で、米の自動車関税要求を飲み、期間は韓国より長く乗用車で5年超、トラックで10年超です。TPPの唯一のメリットが自動車輸出ではなかったのですか?
TPPの参加の表明記事(3月16日)では参加を急いだ結果の聖域(農林水産製品586品目)の堅持は難しい事が報道されています。3月17日は事前交渉は、一貫して米国のペースを報道しています。4月13日の報道は、日本が合意を急いだの悪条件をのみほとんど日本にメリットがない事を言っています。そして米国は日本の関税をゼロにする事、農業が関税撤廃で打撃を受ける品目を説明しています。4月20日には、TPP日米事前協議の内容について、日本は、国内向けに粉飾した説明をしており、真実は、米国の文書にあり、保険も農業も完全に屈服したことを報じています。本当に何の為にTPPに参加するのでしょうか。
それにしても、わずか3カ月前の事を、私自身、随分忘れている事に愕然としました。
2013/6/22
先日、TPPについての講演を聞きました。醍醐聰先生という方のお話は、数字を挙げてのTPP関係の政府の参加理由の根拠のなさでした。日本は、農産物の関税は、米(778%)、麦(252%)は高いが、平均すれば21%で、農産物輸入国の中では高くない。食糧自給率が低い事がよく言われていたが、TPPの話では全く取り上げられていない。又、TPPに入るメリットが何もない最大の理由が、多くの国とFTAを既に結んでいる事、TPPだけの国は農産物輸出国だけ。日本を輸出大国と言っているが、それは過去の話。現在は、国内総生産の58%近くは家計の消費支出で、輸出は16%にすぎない。経済成長には、国内需要の拡大が必要等々お話の内容は、こちらの資料をご覧ください
郭洋春先生のお話も興味あるもので、いかにTPPが日本の政治や経済を米国グローバル企業に売り渡すものであるか、経済成長には、輸出でなく、内需の拡大で進めるべきと話されました。そして、今後の進むべき道としては、観光業をメインにする事とのことでした。現在の環境客のほとんどが、アジアからの客なので、アジアと仲良くすることが肝要で、お隣の国と喧嘩をするなどとんでもない事です。
つくづく安倍政権は、本来進むべき道の真逆をいっている事を痛感しました。
2013/4/8
少し古い資料ですが、TPPをわかりやすく説明しています。TPPは国と国の関係を言っているようですが、実際は、グローバル企業による各国支配です。米国もその意味では同じです。
2013/3/30
私の尊敬する枝廣淳子さんの思いがけない視点からのTPPと農業との関係をご紹介します。多くの方に読んでもらいたいです。
2013/3/7
TPPへの参加が具体的になってきたようですが、既に10月20日に米韓FTAと同じ内容ではとご報告しましたが、最近、米国でTPPの内容が漏れて、市民団体が強力に反対を言っています。私はTPPは他国への米国化と思っていましたが、行政の上にTPPが存在する事から、企業の市民支配、行政支配と受け止められているようです。
2012/10/21
TPPに関係して懸念される事として、遺伝子組換え食品の表示の中止が挙げられます。現在でも遺伝子組換え食品の表示を日本が義務付けている(5%未満の混入は許されているし、加工食品には表示の義務はありませんが)事を、予てから米国は嫌っていました。ご存じのように遺伝子組換え種子の多くが、グローバル企業のモンサントが市場を握っています。日本では住友化学がモンサントと長期協力関係にあり、住友化学の会長が経団連会長になっているのです。経団連がTPPに入りたがるのは、住友化学の為なのかもしれません。
2012/10/20
本日岩上安身氏のトークショウに参加しました。当初、フードインクという映画の上映があったので、食品の話かと思って出席したのですが、予想に反して、TPPに関する話題でした。TPPは米韓FTAと同じようなものと米国の担当者の話と民主党の議員が聞いて来たそうなので、米韓FTAを調べられたようです。今日は、その米韓FTAの説明でしたが、あまりの不平等条約に信じられない気がします。帰宅してネットでしらべるとやはりそのようです。米国による植民地化と言ってもよいような内容です