内部被曝勉強会 本文へジャンプ
 
6月から、内部被曝を勉強する会を始め,合計8回で一応終了し、その後、復習会として11月から3月まで、新しい話題を入れながら勉強を続け無事終了しました。
次の話題として、復興庁より2014年2月に公表された放射線リスクに対する基礎的情報の勉強会を行う事としました。
以下、今までの内容をまとめて記します。
大山論文
印刷用にまとめたもの
①大山論文の話の道筋 ②原子を知ろう KとCsの違い ③細胞の 
原子の崩壊について ②核物理学の法則 ③バンダジェフスキー論文考 
①大山論文とカリウムチャネル ②ナトリウムカリウムチャネル
③心臓の伝達系 ④心電図とカリウム
①大山論文11p~ ②カリウムチャネル補足説明 ③原発の核分裂
5 大山論文追加1(セシウムの作用) 追加2:QT延長症候群について
Ⅱミトコンドリア ①ミトコンドリアの構造と性質 ②食物の消化吸収 ③細胞内エネルギー生成 ④ミトコンドリア遺伝子
①ミトコンドリアと進化 ②ミトコンドリアと病気 ③チトクロームC
ストロンチウム90について
Ⅲ 野村大成先生研究 ①放射線と化学物質による経胎盤発ガン ②誘発腫瘍の遺伝性 ③人間における放射線の影響 ④化学物質と経胎盤発ガン・突然変異

2013/12/15
セシウムの心臓への悪影響を理論的に説明した大山論文を広めようと勉強会を行ってきましたが、バスビー博士が、福島の子ども達の心臓を心配して、心電図を測るようにと警告しています。彼にも大山ブログを知らせたいですね。具体的に数値を挙げて警告しています。
2013/11/1
6月から4か月間(8月はお休み)、合計8回行ってきた内部被曝勉強会は、昨日、野村大成先生の研究成果をお話して終わりました。野村先生の研究の特徴は、経胎盤発ガンという世界でもあまり行われていない毒性の評価方法です。精子や卵に作用させて、生まれた子供の異常、更にその子供のというように、何代も観察してその遺伝子の異常が伝わる事を証明しています。化学品や放射線を作用させた結果、放射線による精子への作用で白血病が起こる事をマウスで証明し、セラフィールドで、人間についても同じである事がわかりました。合成洗剤の皮膚への作用で、マウスの受精卵が発育できなくなる事も、最近の不妊への影響が想像されました。
2013/10/7
内部被曝勉強会は、6回目を終え、ミトコンドリアの勉強(チトクロームCミトコンドリアと病気ミトコンドリアと進化)が終わりました。最後に要望のあったストロンチウム90についても少し勉強しました。
2013/9/12
9月から、内部被曝勉強会の第二シリーズが始まりました。テーマは、ミトコンドリアについてです。今日は、ミトコンドリアの①構造、②エネルギー源の元である消化吸収、③そしてエネルギーの生成、そして次の予定だった遺伝子について勉強しました。 放射能との直接の関係は知られていませんが、ミトコンドリアはエネルギーを産み出す器官ですから、ぶらぶら病のような症状がある事から、決して無関係ではないのではと考え、取上げました。
基本的な生体の仕組みを知る事で、種々の物質の生体への影響が予想できるようになればと思っています。
2013/7/27
当初、4回目の勉強会は、郷地秀夫先生に来て頂く予定でしたが(実は、この勉強会を始めた時から、最後は郷地先生に来て頂けないかなーと密かに思っていました。)、残念ながら直前になってキャンセルになってしまいました。しかし、そのおかげで、思いがけない自分のミスを知りました。と言うのは、郷地先生がどのような話をされるかわからなかったので、大山論文の図表を取りあえず、すべてスライドにして用意しておこうと思いました。それをやっている際、今まで見たことの無いページがある事に気づきました。よく調べると私のミスで、3月13日の時点で、印刷用に便利なようにと作成した内容に抜けているページがあったのです。最後の勉強会は、この抜けていた部分の説明(内容的にはKチャネルの詳細で、私も説明していたところでしたが)の説明と補足として記載されていたKチャネルの説明、更に原発における核分裂と燃料棒の話をしました。
2013/7/25
6月から2週に1回開催していた内部被曝勉強会の最初のテーマ「大山論文を読んで、Csの体内挙動を理解する」は、4回の勉強会で、一応終わりました。勉強会の目的は、内部被曝に関し、理論武装し、内部被曝の危険性を社会に伝えていく事です。今回の勉強を終えて一番強く思ったことは、今までの思い込みや知識では、内部被曝を理解出来ないという事です。例えば今までの核物理学は、気体の原子のみの挙動を論じており、固体中のケースを考えていなかった事です。或いは、基礎医学者の常識を全く知らなかった(CsはKチャネル(Kir)に特異的に蓋をしてしまう)等、知識だけでない多くを得られた論文の勉強でした。大山論文のサイトは、こちらにあります。印刷される場合は、私が作ったまとめたものをご使用ください。唯、中身が変更されている可能性もあるので、常に原文に当たってください。
2013/7/12
昨日、吉田均先生(北陸医師の会)という方の講演会の紹介をして下さった方に、大山論文を紹介し、先生のご意見をと依頼していた返事が届きました。更に追伸として下記の文も送られてきました。

取手市では心電図異常の話もするので、大山先生の論文はとても役立ちます。事前に読めてよかったです
こちらこそ、ありがとうございました。

私が大山論文に惚れ込んで始めた勉強会ですが、専門家の方に支持されて本当にうれしいです。自分が間違っていない事が・・・。
2013/7/11
第3回目の内部被曝勉強会は、大山論文を読む最終編になりました。大山論文のポイント、Kirカリウムチャンネルをセシウムが特異的に着き、そこで壊れるとKの流入が起こり、心電図のQT延長をもたらす可能性が、見過ごせなく大きい事を指摘していますので、NaKチャンネルの基礎心電図とカリウムの関係、大山論文のカリウムチャンネルの話、そして心臓特有の伝導系について学びました。尤もKirチャンネルとKATPポンプの違いは判らずじまいでしたが、いずれ、解決したいです。
次回は、ミトコンドリアについての話です。その次はストロンチウム90の毒性について、話していこうと思っています。
2013/6/27
昨日、大山論文第二回勉強会を開催しました。
初めに、前回の宿題になっていた同じ同位体の間で、崩壊のしやすいものと崩壊しないものがあるのは、何故かと言うことです。
調べたところ、原子核には核力と言う引力と電気的な斥力があり、陽子は両方を、中性子は引力だけを持って接着剤の役割をしており、陽子の位置が離れると斥力が強くなり崩壊しやすくなるそうです
次に現在の核物理学の問題点・気体中の原子の崩壊についてのみ、議論しており、固体中の原子の崩壊を論じていない点を説明しました。つまり、現在の物理学者は内部被曝に関し論じる資格がないという事です。
三番目の話題は、バンダジェフスキーの論文の内容の説明で、チェルノブイリの死者の半分以上が心疾患である事、死者の解剖結果、子供の甲状腺への蓄積が際立って多く、心臓も4番目ですが、心臓の拍動という特殊任務が、単なる蓄積量だけでない大きな影響を与える可能性が今後、説明される事が予告されました。

2013/6/13
今日から、内部被曝勉強会を始まりました。合計11名のメンバーで、さよげん関係ばかりでなく、別で活動されている方々も来られました。この会の目的は、内部被曝の科学的説明を納得できる事です。現在は、大山ブログの内容(セシウムはカリウムの働きを邪魔し、心臓へ悪い作用を及ぼす)を理解する事を目標にし、今日は、原子としてのカリウムとセシウムの違い、カリウムの作用を理解するために、細胞の構造と細胞膜の話を話しでした。時間が余ったので、次回の予定だった現在の核物理への疑問を大山ブログに基づき行いました。

2013/5/12
原発事故から2年以上経ち、2年前にあれこれ言われていた”科学的情報”も正しいかどうかだいぶ明確になってきた気がします。しかし、そのような事実は知られる或いは理解される範囲が狭く、一般の人に認識向上に寄与できていません。多くの人に科学的情報を理解し、正しい認識が持てるようになることを目的として、来月6月から「内部被曝勉強会」を開始する事としました。出来るだけ基礎から、放射能の人体への影響までを、私も学びつつ、勉強していきたいと思っています。