原発問題について 本文へジャンプ
 
ここでは福島原発自身について、或いは脱原発、反原発、卒原発についての情報をご紹介します。
2014/3/16
川内原発が再稼働の最有力と報道されています。支援が一番届きにくい鹿児島を選んだのではとも思われますが、あの辺りは火山が多いし、最近活発な桜島もあるしと調べてみました。そして火砕流だけでなく巨大断層もあると報告されていた事を知りました。これだけのデータがありながら、安全だと判断する原子力規制委員会に深く失望しました。
2013/8/25
東電は、福島第一原発の汚染水タンク群に漏れが見つかり、囲いの堰の排水弁が、皆開放されていて、汚染水がそのまま海に流出していると21日発表した。原子力規制委員会は、今回の事故をレベル3と評価すると検討している。福島第一原発事故による放射性物質の海への流出は、総計でCs137、20兆ベクレル、Sr10兆ベクレル達する。海洋汚染は、Srの汚染が多く、陸上の汚染と様相が異なる。Srはベーター線のみの放出なので測定が困難で、ガンマー線を出すCsのように市民測定所では測定できません。
2013/8/11
原発の再稼働を進める最大の根拠が、福島原発の事故は、地震の影響はなく、津波でのみ事故が起こったというものです。しかし、東電元社員の木村俊雄さんが、東電の発表根拠の問題点を指摘しています。少し長いですが、会見の様子を見ると、なるほど東電は都合の良いデータのみを並べている事がよくわかりました。
2013/8/1
先週から、福一の状況が、大きく悪化して来ているようです。3号機の上から多量の放射能が漏れだしているだけでなく、海への汚染水の漏れも、すさまじい量になってきているようです。その上、事態の深刻さをごまかすような表現をしていると東京新聞が報じています。さらに、7月30日付で、首相官邸から、福島県へ新たに出荷停止の通達が出たそうです。
2013/5/16
数日遅れの東京新聞を取り始めて、その内容が、朝日新聞と大きく異なるのには、本当に驚きました。5月8日の東京新聞に、7月からの原発新基準では、噴火の影響も想定する事を求めているそうです。すべての原発が、想定の火山から160キロ圏内です。
2013/4/28
福島第一原発のうち続く不測の事態は、福島第一原発の不安定さを暴露しています。ニューヨークタイムズは、事故収束・廃炉作業に、日本独力では達成不可能と報じています。全くその通り、東電への丸投げで、解決するわけがありません。
2013/4/22
4月20日に神戸で行われた「国会議員に聞いてみよう」では、みどりの風の谷岡郁子議員だけの出席でしたが、谷岡議員のお話は、国会内の事、福島の事、国会事故調の事、被爆の件等々、とてもわかりやすく述べられています。180分で少々長いですが、是非、視聴なさって下さい。
2013/4/16
ビッグイッシュ-210号の記事です。活断層を調べるには、地形図を元に、怪しい個所を予測して掘ってみて確認するものだそうです。ところが、地形学は日本では地理学に入り、人文科学系に所属する為、活断層の調査にはずされ、地震学や地質学の人だけになっているそうです。このため、原発立地のずさんな活断層評価になっているそうで、日本の活断層グループ200のうち特に集中しているのが、美浜やもんじゅのある一帯だそうです。
2013/4/16
よく、原発を止めると電気代が上がるとか燃料費が高くなると言われていますが、環境経済学を20年間研究されてきた大島堅一さん(立命館大教授)が、ビッグイッシュ-209号で、明確に原発の不経済性を明らかにしています。発電コストを原発10.25円(但し、バックエンド費用も事故時の費用も含まず)、火力9.91円、水力3.91円と計算されています。又、今後15年間に原発を止めた場合の費用2兆円、維持した時2兆6400億円(電力の20%再生エネルギーで、15%の節電)となり、原発はどう考えても安くなく、その上、廃棄物の問題が廃炉の問題、事故時の事を考えれば、原発の是非は明らかなようです。
2012/12/9
電気料金値上げが、各電力会社から出ています。火力で原料費が上昇したからだと言っています。一見、もっとものような感じがしますが、料金設定方法にはもっと根本的な問題があります。それは、電気料金は、総括原価方式という必要経費の3%を利益として計算し、その経費を賄うように電気料金を決める事が出来るのです。詳細はこちらです。
2012/12/3
3.11以降、俳優でありながら脱原発や放射能問題に警告を発し続けてきた山本太郎さんが、「新党 今はひとり」を立ち上げました。地震活動期に入った日本列島上の原発へ強い警告を発し、このままでは日本人はいなくなるだろうと、そしてフクシマでの子供達20ミリシーベルトの引き上げをし、チェルノブイリでは5ミリシーベルトでの避難区域である事等、今までの問題点を挙げて、現在の状況の真実を述べています。
2012/10/22
19日にグリーンピースのヤン・ベラネク氏(エネルギー担当部長)の「原発の投資リスクと自然エネルギー市場の可能性」という講演を聴講しました。(同じようなお話をIMF総会でなさったそうです。) その中で、世界の原発の地震脆弱性についての話があり、日本の状況を知りたく資料を取り寄せまとめてみました。世界の原発で危険度最高の4にランクされるもの19か所の内、日本10ヶ所でした。詳細はこちらです
2012/9/22
ドイツのZDFの「フクシマの嘘」という録画です。福島第一の定期検査をしていた元GEの方の告発(東電が亀裂などの危険な点を指摘させないよう報告書を改ざんした件、元福島県知事佐藤栄佐久氏が、その告発を知って公にした事で、嘘の告発を受け、脅迫される友人・部下のために、知事を辞任した事、管元首相へのインタビューで、原子力村の酷さが語られているます。菅元首相がここまで事故当時の事を語っているのは日本のメディアでは放送されていないのではと思います。そして、彼も知事と同じように退任させられた。
2012/9/16
電気代の計算方法をご存知ですか?総括原価方式というものですが、資産に3%を掛けたものを利益とし、それに必要経費を載せたものが電気代になるそうです。資産の中には、施設費や燃料棒、使用済み燃料棒も入っているそうです。   使用済み燃料棒は、ものすごくたくさん各原発に貯蔵されています。これが資産ですから、核燃料サイクルを止めたという事になると、途端に負債になるわけですから、電力会社を守るためにも、脱原発でも核燃料サイクルは続けると言っているのだと思われます
012/8/30
オーストラリアの女性小児科医ヘレン・カルディゴット氏の原発被曝者へ14の提言をしています。男性ばかりの為政者によるゆがんだ原子力行政、それは日本ばかりでなく世界的なもの、子供を犠牲にした行政、既に福島の子供達に甲状腺結節が多く観察されているにも関わらず、マスコミに報道されない事(最近ようやく出てきましたが)、東京でも多量の放射能汚染が確認されている事(最近も世田谷の代田で、側溝から9000ベクレル以上検出)から、東日本の人々が安全な地域に避難する事を勧めています。
又、4号機の燃料プールの危うさにも触れ、M7以上の地震で、チェルノブイリの10倍の熱と放射線が出る大惨事になると警告しています。
どれも、私も予てから心配していた事です。
2012/08/28
昨日の8月27日の報道ステーションで、日本ペンクラブの会長である作家浅田次郎さんとのインタビューが放送されました。原発が作る事を目的として作られてきた事、わずか2基の原発の稼働で、十分今夏も過ごせてきたのに、何故54基も必要だったのか、原発問題は情緒的でなく理性的、過去、現在、未来を見据えて考えなくてはいけない事をわかりやすく述べておられます。これを何故、為政者や財界人が理解できないのか、不思議でなりません。
2012/08/15
六ヶ所再処理工場稼働で、毎日、原発が1年間に排出する放射線量を1日で排出するという事を初めて知りました。年間33京ベクレルだそうです。クリプトン85という物質で、処理のしようがないので、すべてそのまま排出するというのです。クリプトン85はベーター線、ガンマー線を放出し、半減期10.76年、生体に対する作用は不明なようです。このクリプトンを調べていたら、フクシマ2号機でこのクリプトン85の放出が最近増大しているそうです。使用済の燃料棒を壊すと出てくる物質(それで再処理工場で、出るという事)という事で、セシウムの放出が増加している事からも、2号機の内部の状況がますます悪くなっているように思われます
2012/08/13
フクシマの事故が特に3号機で何が起こったかについて、最近ようやく理解出来ました。特に3号機については、明らかに1号機のような水素爆発とは異なる事が映像からも明らかでした。最初の水素爆発に続いて、燃料プール近くで閃光が走り、次に上空に高く黒い煙が爆発音を伴って大きく、きのこ雲のように上っていきました。米国の科学者アーニー・ガンダーセンは、即発臨界と言われていますが、最初の水素爆発で3号機燃料プールの燃料棒が互いに密接し、臨界に達したという説明を昨年の4月の時点で行っています。映像を見ると、煙突の倍以上に上る黒い煙と落ちてくる大きな塊などが見え、このそばで作業をしていた自衛隊員等がわずか11名の負傷者で済んだ事が不思議なくらいです。これに伴い3号機がMOX燃料を使用していたので、プルトニウムやウラニウムが関東地方に飛び散ったようです。燃料棒は2-3マイル(3.2km〜4.8km)まで飛ばされていたとの事、又、2011年の8月26日に経産省が発表した福島の放出物と広島原爆との比較図から見ても、フクシマではキセノンが一番多く、次いでセシウムです。プルトニウムも放出されています。何故か検出されているウランの記載はありませんが・・・?昨年5月の3号機の燃料プールの写真右側は、燃料棒が1本だけ残っている状況を移しています。同じような条件での4号機の燃料プール左の写真は、取っ手のついて燃料棒が整然と並んでいる事がわかります。4月にガンダーセンの言っていた3号機の燃料プールが核爆発を起こしたことを裏付けていると思われます。今年の4月13日に再び、3号機プール内の写真が公開され、35tの燃料交換機が落下している事がわかった。それが燃料棒の上にあると説明されているが、仮に燃料棒があったら、とても無事では済まない事は明らかなのではと思われます。
2012/08/7
放射能を拡散したり、薄めて危害を少なくしたとしてはいけないという国際合意があると聞いていましたが、ドイツ放射線防御委員会は、昨年の12月7日に、食品や瓦礫処理において、日本政府のやり方は、この国際合意に違反している、今後の日本国民の健康と生命を脅かす可能性について、国民的議論をすべきだと警告しています。このままでは日本人の健康は守れなくなると警告しています。
主な指摘点は、@瓦礫を全国で処理して汚染を広げようとしている事、A子供の安全基準を20mSvとしている事、B食品の基準が商業や農業を守るために設定されていて、このままでは将来の日本人のがん死亡率の増加を始め多くの疾病の蔓延を招くだろうと警告しています。昨年の12月にです。日本政府は全く聞く耳を持っていないようですが、これが世界の良心的基準でしょう。
2012/07/24
今日、政府の事故調査報告が出ました。新聞でも大きく取り上げていますが、既に昨年秋に、スイスの原子力安全局が、フクシマの事故報告を出していたそうです。枝廣淳子さんのメールニュースで知りましたので、ご紹介します。厳しく日本人自身の考え方や企業風土を指摘しています。これを読むと原発の輸出どころか、そもそも原発を運営する能力が日本にはない事が明らかです。
22012/07/16
三菱重工業製の原発の蒸気発生器に、異常な摩耗が多数見つかったそうです。
米国カリフォルニア州にあるサンオノフレ原発2?、3号機の蒸気発生器の細管に「異常な摩耗」が多数見つかった問?題で、米原子力規制委員会(NRC)は12日、摩耗の数は約1万?5千カ所に達したとの調査結果を公表した。蒸気発生器は三菱重工業製で、同社の設計に問題があった可能性が?高いことがこれまでのNRCの調査で明らかになっている。今回は?、トラブルが深刻なことを示す内容で、原発反対派からは「同原発?の運転を再開するべきではない」との声が強まっているとの共同通信からのニュースがありました。

日本のどの原発が関係するのか是非、知りたいです。
2012/7/2
フクシマの事故後、世界はそれをどう教訓としているかを、アースポリシー研究所のJ・マシュー・ロニーが「福島第一原子力発電所のメルトダウンで原子力発電の衰退が加速」と題して報告を出しています。枝廣淳子さんがメールニュースで、その和訳版を紹介しています。メールニュースからの転載です
012/4/8
小野俊一先生のくわみず病院勉強会から、[フクシマの真実と内部被曝]という講演をご紹介します。厳しい現状認識に、当たらなければよいけれどと願っています。
22012/3/2
予てから心配していた4号機の燃料プールの耐震補強に関しての記事を初めて見つけました。鉄骨とコンクリで土台を作ってあるそうですが、朝日新聞の記事をご紹介します。でも、この記事の主な点は、原発がトイレなきマンションと言われるその理由をきちんと説明している点です。これを読むと、原発に関し、何かを決める立場の人間は、すべて、同じようにフクシマの中に入ってみるべきと思います。原発を机上で議論してはいけません。実感が大切な事をこの記事は教えています。
2012/2/21
フクシマ原発事故に関する新たな原因がある事を知りました。爆発は、ベントが遅れたからではなく、爆発の前に既にふたが持ち上がって、水素が漏れていたというのです。圧力がかかると蓋を閉じているボルトが伸びて、蓋が持ち上がる事が前からわかっていたそうです。漏れた水素が格納容器内に溜まり、爆発したようです。

問題の格納容器が小さすぎるGEのMarkT型は、福島第一1、2、3、4、5号、敦賀1号、女川1号、島根1号、伊方1、2、3号の11基だそうです。女川2号、3号、浜岡3号、4号はMark I改良型であり、原子炉格納容器は1.6倍に大きくなっているそうです。
2012/2/2
東電で働き、原発の経験のある方で、退職して熊大医学部に入って医者になった小野俊一先生のブログに原発の真実がありましたので、ご紹介します。見たくない聞きたくない現実です。フクシマの現実に関するYoutubeはこちらにもあります。
2011/1/17
3.11以前は脱原発が、反政府活動のように受け取られていましたが、政府自身が、脱原発運動家のブラックリストを電力会社の資金で、作っていた事が情報公開で判明したそうです。