放射能の基本的知識 本文へジャンプ
 
3.11以降、今まで聞いたことない言葉が、飛び交っています。
聞き慣れるとわかった気になりますが、それぞれの意味を正しく理解して、妙になれない事が大切です。
シーベルトの意味
1ミリシーベルト(mSv)は、全身60兆個の細胞の各1個づつに、1本の放射線があたる事を意味しています。ですから、年間なら、1年間に60兆個なら、1日にすると164億個、1時間では6億8千万個の細胞に放射線が当たるという事です当たるという事です。年間1mSvでも随分多い確率のように思えますが、これが一応、健康に影響ないと言われている基準です。
従って、東京における空間線量の平均0.1マイクロシーベルト/年は、1年間60億個、1日では68万個の細胞に放射線が1本当たっています。この自然放射線と同じか倍くらいですが、自然放射線量と考えた場合、現在の人間の寿命、120歳上限を作っている可能性もあります。自然放射線だからといって決して良い放射線なわけではありません。
ベクレルの意味
1ベクレルとは、原子核が1秒間に崩壊する回数を表します。崩壊する回数だけを表し、それがα線かβ線かγ線かは問いません。又、セシウム137では、1ベクレル、1崩壊で、ベータ線とガンマー線が放出されます。カリウム40では、1ベクレル、1崩壊で、ベータ線かガンマー線のどちらかしか放出しません。しかし、ベクレルでは、同じ値になります。放出する放射線量でもなければ、強さでもない、崩壊の回数のみを表します。

2014/10/4
放射能の基礎から応用までの広い範囲を9枚のスライドで説明してみました。「放射能って何?」という題で、原子構造から始まって体内に入った状況まです。各図の説明の次に文章での説明を入れました。1枚に4スライドを横印刷で、横綴じ印刷した場合、上の図の説明が下にあるような構成になります。是非、ご感想をお寄せください。
食べた食品のベクレル値から、シーベルトに換算する方法