2010年6月の株主総会出席報告

1.日本電産コパルの場合
  初めて株主になって、出席。珍しく総会後、株主との懇親会があると言うので、楽しみにして出席。
  6月16日、東京會舘の13階、他の会社と異なり、株主の人数も少なく、東京會舘の玄関で、場所を間違えたかしらと思うくらい閑散としていました。 
  総会は社長の議長で始まりましたが、少し細かな株主の質問に答えた後、会長の永守重信氏が立ち上がり、追加説明。社長は理科系なので、説明が下手だからと言うような内容で、真の実力者は相変わらず、永守氏である事を印象付けた。
  役員達の入場、退場を見ていると、株主に深々と頭を下げたのは、永守氏だけで、他の人達は「雇われている」と言う雰囲気で、株主は気にならないようでした。
  懇親会は、サンドイッチと小さなケーキでしたが、量は十分ありました。東京會舘側のサービスは、あまりよくなく、なんとなく馬鹿にされている気がしました。でも、皇居を見下す絶好の立地で、景色とサンドを楽しめました。永守氏とのツーショットも。
 お土産は、東京會舘のクッキーでした。


2.商船三井の場合
  22日に、これも初めて出席しました。前日にCSRの勉強会に出ていたので、女性の管理職を聞いてみようと思い、最初から手を挙げましたが、何故か、なかなか指されません。手を挙げている人が多いわけではないのに、明らかに私より後に挙げている人が指され、私は無視。頭に来たけどこれに負けじと挙げ続け、十数人後に、ようやく指されました。
  開口一番、マイクに向かって言いました。「最初から手を挙げ続けていたのに、何故か今、ようやくでした。こちらが、根負けするのを待っているのではと思ったので、それなら、意地になってもマイクの前に立つと思って挙げ続けました。ま、それはさておきと言って、本論に入りました。一般に女性は指されやすいのに、なぜあんなに無視されたのかわかりません。舞台に座っていた役員達もハラハラしたのではと思いました。
女性の管理職についてとバラスト水による日本産わかめの世界分布を尋ねたのですが、結局、ワカメについての聞きたいことは聞けませんでした。バラスト水の説明だけで。ワカメについて何もしないつもりなのだなと推測されました。

3.旭化成の場合
  29日の一番集中する日に、株主総会を開く会社は、自信がないのだろうなと思って、これも初めて出席しました。
  イヤー驚きました。こんなひどい総会は、初めてでした。社長でなく会長が議長になっていて、あれ?と思いましたが・・。
  質問になって、男性が、予ねて質問として出していたようですが、3階のへーベルハウスの売り方とCSRとの関係で質問しました。どうやらお隣の3階建てが、十分な説明のないままに建てられたようで、当時の担当部長の手紙を読み上げ、それによると「挨拶で、伺うだけで説明した事になる」と言う内容でした。CSRと異なる事を言っている部長を処分すべきと名前を挙げて問うたところ、議長の会長は、全く答えようとはせず、もう何回も当人に説明しているから、他の方の質問を受けるので、その事で時間をとらないと言うのです。それに拍手があり、そのままでいくので、私は手を挙げました。(他に手を挙げた人はいなかったようです。) 私は、「詳しい事はわかりませんが、今の質問に対し、手紙の内容についての答えを聞きたいので、答えて欲しい」と言いました。質問した人は嬉しそうでした。しかし、議長の会長は、やはり、「答えない」と言っておしまい。他に質問を聞いて、誰も手を挙げていなかったので、採決に移りました。

  今まで何回も株主総会に出席していますが、このように全く株主の質問に答えようとしない態度の議長は、初めてでした。旭化成と言う会社のことは全くの外部からしか知らなかったけど、この会長の態度で、きっと古臭い、くさいものには蓋をする体質の会社なのだろうと想像しました。
上場会社に、まだ、こんな体質があるなんて、驚きです。このように何も答えないために、会長が議長になっていたのかもしれませんね。