放射能汚染を考える時、外部放射能汚染と内部放射能汚染を考えるのは、当然の事と思っていました。ですから、嘗てのチェルノブイリの時に、日本も輸入食品に対し370ベクレルの規制を設けていました。
ところが、福島の被曝では、内部被曝は原則考えられていないと知ってとても驚きました。福島県ではそのように運営されているとの事です。それは政府や行政がそのように考えようとしている事の反映と思われます。
しかし、もう何十年も昔に、長崎で被爆し、1年後には東京に出てしまった私達家族に対し、残っていた友人は、自分達は内部被曝が大きいだろうと言っていたのとの事です。多くの人が常識で当然と思っている事が、公的な機関では非常識になるとは、驚きです。
今後、内部被曝の問題がどのように変わっていくのかを見つめていきたいと思っています。 |