千年前の状況

今回の大津波は貞観の大津波以来と言われています。1000年以上前の日本が、どんな状態だったのか、、丁度、朝日新聞2011年3月25日科学欄に記載されていたものをまとめてみました。

寒川旭産業技術総合研究所招聘研究員よりの情報だそうです。

発生年度 災厄 貞観の大津波以降の経過年
*830年 秋田地震 前39年
841年 伊豆半島丹那断層地震 前28年
*850年 庄内地震 前19年
864年〜866年 富士山噴火 前5年〜3年
**867年 阿蘇山噴火 前2年
868年 兵庫県山崎断層地震 前1年
869年 貞観地震の大津波
*871年 鳥海山噴火 2年後
**874年 開聞岳噴火 5年後
878年 関東南部地震 9年後
880年 出雲地震 11年後
887年 南海地震 18年後

*日本災害通志(池田正一郎著)より引用。 立川町史(山形県立川町)によると庄内地震により、最上川を20キロ津波が遡り、町が一夜にして壊滅したとの古老の話を記載。
**日経電子版5月7日掲載 歴史「貞観地震の1000年前はどんな時代?」より

更に現在公表されている全国の地震予測を調べてみました。

東京が真っ赤なのに比べ、今回の太平洋岸東北地域には、仙台以外ほとんど赤くありません。予測の難しさ、直下型とプレート型の相違等があるのでしょうか。地震には変わりがないと思いますが、地震予測の難しさでもあるのでしょう。

同紙に更に火山との関係が報道されました。13火山(関東から九州まで)の活動が活発化しているとの事、しかし次第に収まっているそうです。

地震と火山

地震発生 災厄 噴火 関連火山
1707年 宝永地震(M 8.4) 49日後 富士山大噴火
2004年 スマトラ沖地震M9.1 1年4カ月後 ジャワ島メラビ山噴火
3カ月後     隣接でM8.6

三原翠(2011年3月30日)

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