2011/12/28
放射能の影響について、政府や行政の言っている内容に対し、疑問に思われている方のおられると思います。間違ったことは言っていないのかもしれないけど何かおかしい・・・。
そう、一番抜けている点が、今のチェルノブイリの状況が、その判断の根拠に入っていないのです。
御用学者は、「科学的に証明されていない」とよく言います。でも、科学的に証明されるという事はどういう事でしょうか?過去のデータに基づいて、学会で報告され、学会誌に載ってと、このような過程を経て、多くの人の目に留まるようになったものが、科学的証明がなされたものになります。
でも、今、起きている事から、将来の事を推測しなくてはならない時、過去のデータだけでは、新しい事象を説明できないのは、当然です。もし、過去のデータからの証明がなければ、対策が取られないのなら、最初にそのことを経験する人達は、決して救われる事はないのです。それが、何かが起こったときに、科学的証明を要求するという事です。そうでは、ありませんか?
では将来を予測する事は、出来ないでしょうか?そんなことはありません。今までわかっている事から、それらを基礎にして将来を予測することが可能です。勿論、確実ではありません。しかし、予測して、仮定を立てて、それを証明していくのが、本来の科学です。ノーベル賞受賞者の中身を見ると、皆、仮説が立証されての受賞です。それが科学です。
放射能の被害を考える時、チェルノブイリの現状を知る事で、将来のフクシマによる影響を推測することが出来、当然、その対策も立てる事が可能です。チェルノブイリという似た先例があるのですから、予測は難しいものではありません。
チェルノブイリの今は、放射能の影響が、決して甲状腺がんや白血病、癌だけでない事を示しています。
放射能は免疫力を落とすのです。それに伴い多くの病気が発生します。原爆ブラブラ病と言われた、だるい、元気が出ない、体が動かない等もその一環でしょう。今、福島での多くの人が、多かれ少なかれそのような症状があると聞きます。
セシウムの心臓や腎臓の付着による機能不全、エイジング即ち老化現象の促進、免疫力低下による各種感染症の発生増加等々。
チェルノブイリの今に注目してください。彼らの犠牲を無駄にしないで下さい。 |