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1995年食品会社で初代環境コーディネーターに任命され、環境マネジメントシステムの構築とその後の運営・監査に関わってきました。2000年、会社から離れ、ISO14001の審査員の資格をとり、2001年から2007年まで、ISO14001の審査員、その後主任審査員として某認証機関の契約審査委員として、多くの企業の審査に携わりました。
食の安全は、1967年大学を卒業してすぐ、厚生省の研究所に研究官として就職した時から始まります。主に輸入食品の化学的検査に検定業務として携わり、その後、食品会社に再就職しました。
ISO22000が俎上にあがるようになって、所属しているNPO食品保健科学情報協議会で、ISO22000研究会を立ち上げ、関連企業の皆さんと研究し、本を出版し、ISO22000の審査員補となりました。
このような経過で、3.11まで環境問題と食の安全に事業者向けに活動して来ました。
    
環境問題
ISO14001 エコアクション21 放射能問題
食の安全問題
ISO22000 放射能汚染問題


環境関連 3.11以降の考え方

2011年3月11日、今までのすべての活動を無にする出来事が起こりました。
原発による放射能汚染もそうですが、津波被災地に広がる夥しい数のエアコンと自動車の残骸
いかに多くのフロンが、空に放出されたのか、今まで、ISO14001やエコアクション21で、各企業での省エネやフロン回収にうるさく言ってきましたが、それらを嘲笑うかのような惨状でした。
どこでも報じてはいないけど、フロンによるオゾン層破壊、そして温暖化係数の高いフロンの温暖化促進を大津波が行っていました。人間の文明の進歩に対するしっぺ返しのような気がします。
エアコンは30万台、自動車は27万台が、被害にあったそうです。そうでなくても達成できていない京都議定書の中身はもっと悪い状況になりました。
環境中の放射能汚染は、今までの環境問題では取り上げられませんでしたが、これからは、企業経営上も必須の課題となります。政府は、コンクリやその他各種リサイクル材料に放射能汚染物質を使用させようとしています。しかし、これらのリサイクル材を使用した製品が売れる保証はありません。規制値、基準値がいくらであろうと、それを使用する相手先、消費者は

食品関連 3.11以降の考え方

2011年3月11日、あの日の夕方、福島第一原発の冷却が出来ないという報道を聞いて、私はすぐ、チェルノブイリを思い浮かべました。具体的な報道がない事が、ますます心配を大きくしました。イザトなったらすぐ動けるように考え、あれこれ緊急事態への備えをし始めました。
3月12日1号機の水素爆発、3月14日11時ごろ3号機水素爆発、3月15日燃料のない4号機でも水素爆発、3月15日朝6時ごろ2号機爆発
これらにより大量の放射能が外界放出され、広島原爆の168倍のセシウムが放出されたそうです。
今後これらの放射能は被害日本を中心にして、あらゆるところに広がっていきます。
多くの食材が汚染の可能性を持つようになります。
これからは、食品企業は大小にかかわらず、放射能測定器を備え、食材、原材料等搬入の際に全量検査を行う必要があります。消費者は、国を信じていませんから、国の基準は考慮しません。出来れば0を願っています。少なくとも10ベクレル以下に抑えないと、消費者の反発から購入されない可能性が高いです。
是非、今までの受入れ検査に、放射能測定を組み込み、出来るだけ放射能を排除する努力が必要です。