最近、考えた事 本文へジャンプ
 

ここでは、最近の私の考えた事を載せていこうと思っています。そして、それに対する他の方のおご意見も受けた時載せていきたいと考えています。

2015/04/08
下記の科学とは何かについて、二人の方から、ご自分の書かれたものを送って頂きましたのでご紹介します。仮説である事に賛成して下さって、更に多くの勉強をさせてもらいました。
青木泰さんからは、廃棄物関係の学会での論争を元に、全ての意見は仮説であるというお話です。
大沼淳一さんからは、リスクとは何かから原発についてまで30ページの大作です。

2015/04/06
科学とは何か?
或いは科学的とか科学者とはの疑問は、
3.11以降、ずっと考えていました。

3.11直後、関係していた団体のある人が、ネット上の種々の情報を、玉石混交だと言いながら、全てを捨て、体制側の意見に従うだけだったのを見て、玉を見る目がない人がいる(元教授でも)事を実感しました。

その後、多くの意見がそれは科学的でないとか、科学的だとかの議論があれこれあり、科学とは何かを考えました。

そして、考えついたのが、科学とは仮説であるというとです。現在わかっている多くのデータに基づき、それ以外の種々の知識や知恵をベースに将来を予想する仮説、これが科学ではないかと思い至りました。

例えば、物理学は、実験物理と理論物理がある事はよく知られています。理論がずっと後で他の人によって証明されて、ノーベル賞になる事は、湯川秀樹さんの例がよく示しています。証明されるまで、湯川さんの理論は仮説でした。それまでの間でも誰も、科学でないとか、湯川さんが科学者でないとは言わなかったでしょうし、何より学術論文が公表されています。

化学者は、自分で仮説を立てて、自分で実験して証明して初めて論文になります。ですから化学者は自分の予想や仮説をある程度実験が進むまでは他人に言わないだろうと思います。

こう考えていくと、現在の低線量被ばくや内部被ばくの影響に対する意見が、全てが証明されていなくても、仮説であっても公表することが科学的な態度ではないかと思います。

将来を予想すること、これが科学に課せられた使命なのではと思います。

先日、たまたま、物理学者と言われる方のお会いするチャンスがあり、個人的に尋ねました。科学とは何か?の問いは、その人にとっては考えてもいなかった様子で、「ウーン、そう言われても難しいわね。」と言われたので、仮説ではないかと私の考えを述べました。その人は、それに対し、「でもこういう場合がある」と細かな例外をあげられたので、少々がっかりしましたが、それはそうですねと言っておきました。勿論、私も別の具体例を挙げましたが。

昨日会ったもうひと方は、「あ、そうですよ。仮説ですよ。」と簡単に同意してくれました。彼がどれだけそう思っているのかまで追求する時間は、ありませんでしたが、学者ではない彼の方が、真実を喝破しているのではと思いました。彼が迎合しただけ?ウーン、そうは思いたくないですが、次のチャンスにもっと聞いてみましょう。

三原 翠

放射能って何?
誰かの意見ではなく、自分で考えられるようにと考えて作成したスライドです。中学理科から出発したつもりですが、どうでしょうか?ご要望があれば、説明に伺います。