ISO22000 食品安全マネジメントシステム(FSMS) −
              フードチェーンのあらゆる組織に対する要求事項

目次

ISO22000の必要性について
2 ISO22000とは?
3 ISO22000の考え方
4 ISO22000構築のためのアドバイス(1)概要
5 ISO22000構築のためのアドバイス(2)前提条件プログラムPRP
6 ISO22000構築のためのアドバイス(3)ハザード分析
7 ISO22000構築のためのアドバイス(4)オペレーションPRPとCCP
8 ISO22000構築のためのアドバイス(5)HACCPプラン
9 ISO22000構築のためのアドバイス(6)マネジメントシステム
10 ISO22000構築のためのアドバイス(7)食品衛生法との関係
11 食品関連法規

1.その必要性について

21世紀に入って、食品の事故が多くなりました。2000年の雪印乳業の大規模食中毒事件、協和香料化学の法規制違反香料事件、原材料の消費期限切れを使用したという不二家事件、そして最近は、白い恋人という北海道一番の土産物の賞味期限改ざん事件(石屋製菓)。

消費者は、もう、ブランドは信用できない!と叫んでいます。

そしてこれらの事件のほとんどは、本来やるべきことを怠ったと言うことです。
その背後には、儲けるために或いは利益を減らさないために、”このくらいなら大丈夫だろう”という現場やトップの勝手な思い込みで事業を運営するという下地があります。

消費者や顧客の信用を得るための最善の手段
それがISO22000食品安全マネジメントシステムの導入です。

食品の製造工程を食品衛生の面から見直し、危害を特定し、その危害が起こらないように製造工程を監視して安全な食品を作っていくのです。

ご存じのように、ISOは第三者による審査により認証登録されます。
自分たちだけではどんなに完全を期しても、新しい問題、様々な可能性すべてをカバーできません。

コンサルタントの手を借りながら、システムを構築し、維持していくことで、安全な食品の製造工場、或いは食品取扱事業者として世間から認められるようになります。

今や、どんなに自主管理をしていると声を大きくして叫んでも、誰も信じてくれません。

食品事業者の信用は、地に落ちています。